問題は実務・・・確定測量② | 静岡県三島市の不動産なら原不動産開発合同会社 | ブログ

土地家屋調査士名簿に登録されました！

静岡第１８８２番って通し番号でしょうから少ないですね。

この中に祖父も入っていてこの数なんでしょうね。

さて、前回の隣地所有者が難しい場合に続いて、隣地が空家・所有者不明の場合にどう確定測量における隣地の確認を進めるか、です。

（１）調査士は職権で、住民票や戸籍の除票がとれるので、それで所有者（または相続人）を探します。 それでも見つからない場合は・・・

正攻法としては、（２）筆界特定の申請をして、筆界特定委員は固定資産税台帳の閲覧ができるので、固定資産税を誰が払っているかを調べて筆界特定を進めます。

または、（３）裁判所に、所有者不明土地の管理者の選任を要請して、選任されたらその人に確認を求める、という方法がありますが、どちらも相当な時間が掛かります。

なお、調査士も所有者不明土地の管理者に選任されることができますが、裁判所が公平性を考慮して決めるので、残念ながら目的土地の管理者になります、と手を上げることはできません。

変則的な解決方法として、（４）広大な土地の一部を分筆する場合など、特別な事情のある場合には、今でも残置で分筆することができるので、法務局と擦り合わせた上で、所有者不明の隣地に接しない土地を分筆しちゃう、という手もあることはあるそうです。